こんにちは.Ryuです.
今回は「理学療法士・作業療法士の年収はこれ以上上がりません」という内容です.
突然ですが,皆さん現在年収どれくらいですか?地域や分野によって差があるかとは思いますが,おおよそ年収350~450万円の間と思います.私がいる福岡では周りにあまり400万円を超えている人はいません.療法士の年収だと,私はまだ高いほうなんだと思います.
本題ですが,「療法士の年収はこれ以上上がりません」について説明します.結論から言うと「成長市場ではないから」です.
「いやいや2025年問題(団塊の世代が75歳以上になる)とかあるし,まだまだ需要バリバリあるでしょ!」との声が聞こえてきそうですが,これに関しては「今後も需要はある程度はあると思います」と回答しておきます.
確かに今後高齢者が圧倒的に増えてくるため,リハビリテーションをする必要性,需要は上がってくるでしょう.ですが,リハビリをするために療法士が必ずしも必要ですか?
療法士は専門的な知識はありますが,専門的な知識も今は無料で手に入る時代です.自分よりも実績も権威もある人が,無料で知識を公開しているものも多くあります.また,他の記事でも述べていますが,過去の文献や教科書のデータを学習したAIが登場し,「適切なリハビリはこれだ」と提示してきたら,自分の知識が勝てると思いますか?競うこと自体がムリゲーって感じです.
また,評価や治療の技術に関しては今後も需要はあるでしょう.細かい評価の技術,あらゆる手技を手に入れられていたら,リハビリの世界の中での市場価値は高いでしょう.ですが,AIが導き出したリハビリの評価や内容をただ実施するだけの人になってしまうかもしれません.
また,例えばバランス訓練をするとして,療法士が行うものと,VR(仮想現実)などで,実際の不安定な場所を体験しつつ行うものだったらどちらが効果が高いと思いますか?っていうか単純にVR塚に上がらのリハビリって面白そうじゃないです?
もちろん人と人との接触で得られる情報も多いでしょう.AIには理解が難しい人間の感情や心理の分野では,療法士の需要は存在するでしょう.ですが,そんな分野も臨床心理士や公認心理師,MSWなどあらゆる専門職がいます.作業療法の需要,効果をしっかりと周りに示し続けなければなりません.学会発表などは必須です.
色々と書いてきましたが,簡単に言うと「それって療法士じゃないとできない仕事ですか?」ってことが多すぎて,他の職種に職域を侵されたり,一般の人でもある程度できるようになったり,AIに取って代わられたりする可能性が高いことから,療法士全体の市場価値は下がってくる可能性が高いと考えています.
その結果,理学療法士・作業療法士の年収は現在くらいで打ち止めで,今後低下してくる一方なのではないかなと考えています.
一見療法士の仕事は安定しているように見えますが,療法士の仕事だけを勉強しているようがリスクになる時代が来ます.リハビリ以外の知識・技術を獲得しておきましょう.
そこで出てくるのがプログラミングです.療法士だけではなく,プログラミングは色んな職業の方が取り組んでいます.面白いですよ!ぜひ学んでみませんか?