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AIがリハビリにかかわると冷たい印象がある?

こんにちは.Ryuです.

 

先日職場で「AIが医療にかかわるのは冷たいイメージがある」「やっぱり人間がいい」という話題になりました.

 

私はこの意見については「半分賛成,半分反対です」

 

理由を説明します.

 

まず賛成理由ですが,リハビリだけでなく,医療の分野において完全に人間が直接患者さんにかかわることがなくなるとは思っていません.

 

入院したら手続きや説明を受け付けのロボットが行い,病棟までは自動で動く道が案内し,アセスメントやアナムネなどをタブレットで自己入力,病室ではバイタルをAIがモニターし,配膳下膳や内服管理はまたロボットが行い,リハビリ室では最小限のセラピストがIotやVRなどを駆使したリハビリを行い,検査室でも最小限の検査技師が撮影した画像をAIが分析,アナムネやICでの行動や発言,本人家族の価値観などからAIが最善の退院後のプランを提案…

 

どうですか?冷たく感じましたか?

 

高齢であればあるほど冷たく感じるかもしれません.スマホも触ったことのない世代がタブレットで自己入力などできるはずもありません.

 

ですが,おそらくこのような状況に近づいてくると思います.しかし,人間は少なからず関わります.どれだけAIが適切な手術法を提案しようと,判断するのは医師で,決定するのは本人・家族です.

 

心理的な人の寄り添いが必要な場面が必ず出てきます.

 

人は承認欲求に支配されがちな生き物です.

 

誰かに認められたい,誰かに愛されたい…

 

承認欲求は人間同士でないと満たすことができないでしょう.

 

いくら承認欲求はゴミで,嫌われる勇気を持ち,主体的な生き方を選択したとしても,そんな人ばかりではありません.大半の人が承認欲求のとりこでしょう.

 

また,極端な話,葬式もすべてAIやIoTが執り行い,弔辞ですら,AIが考えたものを読まれるとしたら,さすがに冷たすぎるように思います.

 

以上が賛成の理由です.

 

そして反対の理由ですが,反対というよりもすでに機会が身近に寄り添っていてくれてると思いませんか?

 

YouTubeではこれまで見た動画の種類から,本人が好きそうなものを表示してくれますし,Amazonではこれまで購入した履歴から,また購入してくれるであろう好きそうな商品を表示してくれます.

 

各個人の好みを把握し,それに合わせたものを提供してくれます.

 

ある意味では人間より寄り添ってくれていると思いませんか?

 

夫が知らないゲームの趣味を妻のスマホは知っているでしょうし,妻が知らない本の趣味を夫のスマホのほうが知っているでしょう.

 

場合によってはパートナーよりもスマホのほうが本人をよく理解してくれているかもしれません.

 

なので,反対というよりも「すでにみんなAIに寄り添ってもらってますよ」ってことです.そしてその恩恵をかならず受けています.これは事実です.

 

もうAIに冷たいイメージを持つのはやめにしませんか?

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